作業日報、EF5866号機製作記その3(完結篇)

仕事明けの休日を利用していよいよ塗装です(´ー`)。

ボディを洗剤で洗って乾燥させた後、以前塗り替えた86、40号機と同様、前面帯にマスキングゾルを面相筆で塗ります。はみ出たところは爪楊枝でそっと擦れば取れますよ。
銀帯は出来るだけ生かしたい方向で塗るのでゴハチ塗り替えの時にはIPAプールはご法度。色を落としたい時は耐水ペーパーで大まかにやすれば落ちますが、40号機と66号機はベースの色が明るいのでそのまま上から薄くサフ吹きをして済ませています。故に今回は製作日数が短いわけです。

軽くサフ吹きした後、クリーム色1号を前面に吹きます。それが上の写真です。そのあと前面と帯をマスキング。一番時間がかかったのが前面の警戒色の塗り分けのマスキングでして、EF58の場合は八の字に傾斜しているのでマスキングテープをいくつか張り合わせてなんとか再現(´ε`)。
帯でクリーム色がかからない部分は再びマスキングゾルを塗ります。その後、今回は吹き込み防止のために軽くクリーム色1号を吹いてから青15号を吹きますお(´・ω・)。

今回は慎重に青15号を三回ぐらいに分けて吹きました。塗装が乾いたらマスキングを剥がしてマスキングが上手くいかなかったところをレタッチしていきます。ぶどう色2号一色塗りの40号機や青大将と比べて一般色は難しいですなぁ(´ε`)。銀帯に少し色が被ったので綿棒に薄め液を少量染み込ませて、そっと帯についた塗料を拭き取ります。帯はメッキされているので薄め液ぐらいでは色落ちしませんがここは慎重に。

塗装がひと段落したら今度はいよいよ組み立て。ガラスとライト、モニターとベンチレーターをはめ込んでからホイッスルカバーは余剰品の上越型青のパーツを利用。信号炎管はベースが青大将のためピンバイスで穴を開けて取り付けます。あれ、なんか斜めになってるけどまぁいいかwww

ナンバープレートはKATOの大窓ブルーに付属していたものをこれまた流用。66号機は国鉄末期仕様ということで、ライトは原型。豚鼻ライトはHゴム機には似合いますが原型大窓には似合わない気がします(;´Д`)。

そんなわけでで完成(早っ!!)

今回は前面の塗り分けに苦労したような気がします。ちょっと塗り分けのラインがヨレヨレだったしますが遠目ではまず気づかないでしょうw 。

しかしKATOのゴハチブルーと並べると、GM鉄道カラーの青15号は色が渋い感じがして色合いが違います。GMスプレーの方が実車に近い気もしますが、直流一般色のゴハチをナマで見たことが無いので何とも言えず…。

ちなみに66号機が最後の住処としていた阪和線では貨物列車の先頭に立っていたことも多かったというので、ナリを潜めていた黒貨車軍団がいよいよ活動再開ですwww 当鉄道唯一の貨物ゴハチとして活躍してくれることでしょう。

66号機は貨車とも連結するため、片方のカプラーはアーノルドのままにします。

というわけで66号機、完成です(`ー´)。実車は廃車後もしばらくはJR西日本奈良電車区に静態保存されていましたが、90年代中頃に解体処分とされてしまったようで残念です。せめて交通科学館にて青大将色に復元の上で保存展示されれば…と悔やむばかりです(´・ω・)。