百窓の家を作ろう、その1

当ブログでは初のストラクチャー製作記w 実はお金がなくて、じゃあ今ある素材だけで何かデッチあげて楽しもうや…というのが本音です(;´Д`)。こういうご時世ですからねぇ。出来るだけお金を使わないで楽しみたいですよねぇ〜。

で、ただ何かを作るだけではモチベーションが持たないと思うので、インパクトのあるものを作りたい。そうなると「百窓の家」しかないかなぁ…と。実は前から作りたかったストラクチャーだったりしたのです。

百窓の家というのは、特撮ファンにはお馴染み「ウルトラセブン」の幻の第12話「遊星より愛をこめて」に登場した建築物です。このビルは劇中に登場するスペル星人という侵略者の秘密基地という設定で登場。ウルトラセブンの他にも色々なテレビドラマのロケに使われた特徴ある建築です。

ちなみにこの12話、色々とケチがついて今は「欠番扱い」されていて、日本国内の再放送は昭和40年代半ば以来なされておらず、当然DVDにも収録されず真っ当な方法では見ることは出来ません。子供向けのウルトラマン怪獣図鑑にもスペル星人や12話のエピソードは一切載っておらず「無かったこと」にされているという抹殺ぶりです。近年リバイバルで昔のウルトラマンや往年の人気怪獣、バルタン星人やガッツ星人のような人気宇宙人が復活しているのに、スペル星人だけはいまだに復活できていません。
近年、日本国内事情とは関係のないアメリカや中国で再放送されたバージョンがネット動画で出回って見た人も多いかもしれません。かもいう自分もその一人なのですが…。

どうして欠番とされてしまったのかは本筋ではないので端折りますが…その百窓の家は世田谷区の砧にあって、その名の通り四方に合わせて百個の窓、しかもパイプ状の丸窓が一面に25個ビッシリと突き出して並んでいるというものです。正式名称は「試みられた起爆空間」で実際には個人宅。そのSFっぽい外見から円谷プロの特撮番組などのロケによく使われることが多かったようです。

昭和40年代に建てられて、その後昭和60年頃に解体されてしまい今は現存しないこの「封印された」ストラクチャーを1/150で復活させてみようと思います。

そんなわけで今、窓部分になるプラパイプをせっせと切ってるところなんですが、これを後百個作らないといけないんですよね(;´Д`)。



−つづく−