オーバーハングの短い貨車の連結間隔を出来るだけ縮める方法
前々回の更新でTOMIXのコキ10000系貨車にKATOのEF66ナックルカプラーを組み込んで連結車間距離を短縮する方法を紹介しましたが詳しい方法をご紹介したいと思います( ^ω^ )
まずはEF66ナックルカプラーか、CSナックルカプラーのどちらかを用意します。台尻の部分をぶった切ってしまうのでCSナックルでも充分ですよ。
写真では今回はCSナックルを使っています( ^ω^ )
こうやってシャンクが可動しないように、ピンセットで首の部分を押さえながら、ピン穴から後ろをニッパーで切断。
こんなもんでええやろ…。
このままではシャンクが可動して自動解放してしまうので、尻の部分を半田ゴテで焼き潰して固定してしまいます。
後はTOMIXのカプラーポケットに入るように形を成型します。ほぼ現物合わせですな。
こんな感じで。あまり削り過ぎたり焼き潰し過ぎると今度はカプラー高さがガタガタになってしまうので程ほどに。スプリングは入れた方が良いでしょう。
どうです? 多少高さのズレは出てきてしまいますが、この程度なら余程ガタガタな線路で走らせない限りは自動解放はしません。
この方法でEF66ナックルカプラーを加工してTOMIXのコキ10000に取り付けると大幅な車間短縮に繋がります。コキ50000と異なってオーバーハングが短すぎるので、TN密自連カプラーでも効果的な短縮が出来ないのですがこれだと効果的ですね。理想はKATOのクローズドナックルカプラーなのですが、入手性を考えるとEF66ナックル改が一番効果的と言えるのではないでしょうか。
さて次は同様にオーバーハングが短すぎて、カトーカプラーやかもめナックルカプラーでも連結間隔の短縮が不可能なKATOのワキ10000です。シャーシが同一なワキ5000、ワキ8000、スニ40、スユ44でも同様な効果が得られることでしょう。
EF66ナックルを先程と同様に加工した後…
後はカプラーポケットに入れるだけ。構造が複雑なTOMIXより簡単に入ります。要はカプラーポケットに入るように尻の部分を切ったり整形したりするのがポイントなわけです。
どうです?( ・´ー・`)ドヤァ
従来のカトーカプラーだとかなり突き出てしまっていて、アーノルドカプラーから交換してもあまり効果がありませんでしたがこの程度なら、かなりの車間を縮めることが可能となります。
この通り、カトカプやTN密自連では実現不可能な連結間隔ではないでしょうか?
クローズドナックルを装備するワキ50000と連結間隔を比べてみますと大体1mm差、といったところです。まあまあ、イケルやん?
ちなみに可動部が焼き潰されて固定されているので、連結時にはカプラー同士を押し付けてやると連結が可能となります。ちょうどTN密自連と同じ要領で連結してやれば良いわけです。ただし解放時はクローズドナックル同様、片方の車体を持ち上げる形となりますが。これはEF66ナックル改同士の連結で、片側がシャンクが可動するノーマルのナックルやケーディーであれば自動連結が可能です。
なお、応用が可能なのはKATOとTOMIXの台車マウントカプラーのポケットで、これより小さい河合(ポポンデッタ)のカプラーポケットに入るかどうかは未知数です。多分入らないんじゃないかな…。
____ / \ / ─ ─ \ どうです? 最初は焼き潰し過ぎて失敗したり連結高さが / (●) (●) \ バラバラ過ぎて自動解放してしまうかもしれませんがコツ | (__人__) | を掴めばそれほど失敗することはありませんし、何より \ ` ⌒´ ,/ 連結間隔を縮められるメリットは計り知れません。 /⌒ヽ ー‐ ィヽ / ,⊆ニ_ヽ、 | / / r─--⊃、 | | ヽ,.イ `二ニニうヽ. | ____ / \ これでオーバーハングが短い貨車の連結間隔をクローズド / ─ ─ \ ナックル無しでも縮めることが出来ますね。 / (⌒) (⌒) \ | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ /⌒ヽ ー‐ ィヽ / ,⊆ニ_ヽ、 | / / r─--⊃、 | | ヽ,.イ `二ニニうヽ. | / ̄ ̄\ / ⌒ ⌒\ 違うのかよ? | ( ○)(○) ____ . | ⌒(__人__) / \ | U |r┬-| /─ ─ \ <でもこのネタ、僕の発案ではなくてネット上の情報を . | `ー'´} \ /(⌒) (⌒) \ 元に実践しただけなんだおw . ヽ } \ | (__人__) | ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/ / く. \ \ ノ \ | \ \ (⌒二 | | |ヽ、二⌒)、 \ | |
このアイデアを出して発表してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m