トミックス24系25形100番台、新旧比べ

しばらくトミックスネタが続きますw というわけで、そういえばトミックスの24系25形、旧製品も持ってたなということで比べてみました( ^ω^)。

オハネフ25100番台。左が旧製品、右が現行品。山下貴久雄氏の「新・鉄道模型考古学N」によると旧製品は昭和53年発売。現行品は昭和63年*1に発売しているようです。現行品は集電システムやライトプリズムの改良、車番のインレタ化といったマイナーチェンジを繰り返して2006年頃にセット販売中心に移行しています。

旧製品は全体的にモッサリというか、窓の填め込み精度が甘いためプラの肉厚が目立ってチャチく見えます。ガラスパーツそのものも表面がデコボコで精度は良くないですね。台車のモールドもダルくてあまりイケてませんが、安価だったのとトミーとしての販売網を利用して広く売ることが出来たようで、何気に街のおもちゃ屋でのNゲージ取り扱いを増やした功労者かもしれませんねw 

かもいう自分も小学生の時、お年玉をはたいてカニ・オロネ・オハネフの入った24系25形旧製品とEF65PF旧製品がセットされたベーシックセットを買った思い出があります。

現行品は10年経った頃に誕生。作りはKATOの24系25形と同等となり、窓の填め込みがピッタリでライトとマーク点灯、貫通幌別パーツ化と現在の水準に進化しています。これでも20年前に出た製品というのが驚愕。ライトプリズムや集電システムの小改良を続けつつも今も現行品として君臨しています。

旧製品は天井パーツが別構成だったのが、現行品では基本的にボディは一体成形です。ここら辺のメリットデメリットは図りかねる部分はあるものの、屋根とボディの合わせ精度といった問題をクリアーできなかったのかなぁとか思ったりします。他にも14系寝台やオハ50系も一体成形なので80年代後半のトミックス製品のトレンドだったのかもしれないですね( ^ω^)

カニ24。見ての通り、Hゴム表現が車体側か窓ガラスパーツ側かではっきり分かれてますね。近年はKATOがHゴム表現を再び車体側に戻している場合もあります。填め込みの甘さと、下部のカプラー逃げが印象を悪くしています。当時は技術の蓄積が少なかったのと、走行性が優先されていたので仕方ないところです。

ボディの銀帯は旧製品ではボディに直接タンポ印刷、現行品では帯モールドを設けてそれをガイドにしてタンポ印刷のようです。ただしカニ24前面の帯だけモールドで上から銀を載せています。

屋根。出戻ってからジャンクで買った旧製品はどれも屋根がちょっと黄色がかってます。煙草のヤニかと思いきやどうもそうではないようですねw 

カニ24の現行品も屋根は一体成形。ファンの成形がリアルですね〜(´ー`)。

トミックスの24系25形の新旧製品は、ちょうどKATOの20系の新旧製品の関係に似ていますね。

*1:ただしロビーカーオハ24700番台のみ、昭和60年発売